ちょっと前とおもったら、去年の9月の話やったわ。
うーん…感覚と現実の乖離が恐ろしいな。まぁしゃーない。
で、去年の9月に『秋月のヘッドホンアンプキット雑音犯を捕まえた』というタイトルでYoutubeで動画を上げてるんやけど、その前提は秋月通商で買ったヘッドホンアンプキットを自作した話になるんよね。
このヘッドホンアンプキットは部品点数も少ないし、基板のプリントもしっかりしてるし、説明書も親切丁寧やから、指先がプルプル震えるおじぢkuriでもそんなに苦労することなく組み立ては出来たんやけど、最後の最後ホンマの最後というか最も肝心な音の確認で強烈な雑音に悩まされてん。
それがYoutube動画のタイトルにつながるんやけど、めっちゃ悩まされた雑音は安物のACアダプタに原因があって、電源としてACアダプタやなくて9ボルト角型電池を使ったら雑音がきれいさっぱり無くなったんよ。
オーディオアンプにとってACアダプタは雑音の元ってのは、オーディオファンの間では当たり前のことらしいわ。もうちょっと正確に言うとスイッチングACアダプタという種類の場合らしいけど。
んで、今回の話はその続編的なお話になります。
充電リチウムイオン電池は雑音の元だった
今回は上で書いている完成した秋月ヘッドホンアンプを剝き出しのまま置いておくというのは芸がないから、小っちゃな箱にでも入れてもう少し体裁を整えようってことでやり始めたことになるんよ。
せっかく小さなアンプやから、持ち運びできるようにしたいなぁって考えたんよね。だから電源はACアダプタやなくて電池にしようと。っていうか雑音の対応のこと考えたら電池一択やってんけどね。
アンプを動かす電圧が4.5v以上やから上に書いている9v角型電池そのまま使えばええかと思いつつ、電池切れの事考えたら充電できる方がええなぁってなって、そういやエネループみたいな充電できる角型電池ってあるのか?って調べてみたら、こんなんあった。
リチウムイオン電池らしいわ。
リチウムイオン電池ってエネループでお馴染みのニッケル水素充電池の弱点?なメモリー効果がないってことで最近いろんなモノにめっちゃ使われてる電池やね。18650って呼ばれている充電池はリチウムイオン電池の通称みたいになってるけど、18650って直径18mm長さ65mm丸型(末尾の0)電池の総称らしくて、リチウムイオンじゃないのもあるらしい。
逆にリチウムイオンは18650だけやなくて、単3型や単4型とか、今回の角型とかいろんな形状のものが出ててるらしいわ。
って話逸れてる…で、あんまり考えることなくこの角型9vリチウムイオン充電池を買って、試してみたんやけど、『ビィッ~』ってACアダプターと同じような強烈な雑音地獄。
むむぅ~電池の癖してなんでやねん。
リチウムイオン充電池は筐体内で電圧調整している
リチウムイオン電池って単位当たり?の電圧が大体3.7vくらいらしい。で、例えばアルカリとかマンガンの単3電池の規格値は1本1.5vやから、それに合わせて筐体内のDC-DCコンバーター回路で3.7vから1.5vに降圧してるねんて。
単4型の電池って細いやん小っちゃいやん。その筐体内にDC-DCコンバーター回路を載っけてるって、なんかすげぇな。DC-DCコンバーター回路って言葉の響きだけですげぇ感じするし。
それだけやなくて多くの製品で筐体にUSB端子を持たせてて、専用の充電池がなくてもその端子からUSB充電できるようになってるって。おいおいいつの間にかじじぃにはついていけん世界になってきてるなぁ全く。
話し戻して、9v角型電池タイプの場合は規格値9vに合わせるためにリチウムイオン電池3単位分の11.1v(3.7vx3)からDC-DCコンバーター回路で9vに降圧してるんやろね。たぶん。よう知らんけど。
電池内のDC-DCコンバーターはオーディオアンプの敵!雑音の元
最初に今回作ったヘッドフォンアンプの敵はACアダプターやったって書いたけど、このACアダプターの中には高速スイッチング回路っていうのが入ってて、その高速操作の影響がオーディオアンプの敵である雑音となって現れるらしいねん。
ACアダプターが安物やったらその高速操作のあとフォロー処理がお座なりやから、雑音の影響が起きやすいって。
そう言われると安っすいモノ好きのおじぢkuriとしては、ある程度受け入れざるをえんね。っていうか腐耳のおじぢkuriはこの自作ヘッドフォンアンプで雑音地獄に落ちるまでは同じACアダプター普通に使ってたんやけど。
で肝心な話はこれからで、リチウムイオン充電池筐体内のDC-DCコンバーターにも同じような高速スイッチング回路が入っててその機能で電圧調整してるらしい。
ってことは、電池やから雑音はないやろって考えはリチウムイオン充電池には当てはまらんってことになる。
えぇっ~!そーなんかー!だから雑音地獄やったんか。
リチウムイオン充電池がーディオアンプの敵になるとは思ってなかったわ。
それと秋月ヘッドホンアンプキットは作りがシンプルな分雑音に敏感なんかもしれんね。
オーディオアンプの電源部に雑音対策は当たり前のこと
秋月ヘッドホンアンプキットは作りがシンプルな分雑音に敏感なんかもしれんね。
などとさもこれはアンプキットが悪い自分は被害者的な他責なように書いてるけど、そもそもオーディオアンプの電源部に雑音対策を施すのってオーディオ界の基本のきにもならんくらいの超常識な話らしい。
おじぢkuriの場合、は?雑音対策?なんですかそれ?な常識のない状態でアンプ自作というハードルを越えようとしたから、当たり前にぶち当たっただけの話ってことになる訳やね。
むぅ~。知らんがな。音源だけやなくて電源にも雑音対策がいるやなんてイメージ出来へんやん。今もモヤモヤしてるわ。
まぁしかし…勉強になったかな。すぐ忘れるけど…
今回の雑音対策
噂によると電源の雑音対策のために自前の電柱を立てる人がおるくらいらしいんで、雑音対策って奥が滅茶苦茶深いんやろね。
My電柱って…これまで安物ACアダプターで問題なかったし、耳腐でよかったわと思わんでもないわ…
しかし、いくら耳腐なおじぢkuriとはいえ今回の地獄の鳴動的な『ビィッ~』な雑音には対策するしかないんで、グーグル先生に教えてもらったわ。逃げ出すのもいいかなと思ったりしたけどね。
対策としてはコンデンサーで平滑するとかコンデンサーとコイルで作る雑音フィルターを入れるというのが基本みたい。でも容量計算とかよく分かんねぇなぁとか手をこまねいてたんよね。容量は適当でもなんとかなるんかな?
結局は前段にDC-DCコンバーターを入れて雑音成分を奇麗にするという方法をとったんやけど、DC-DCコンバーターはAmazonにて調達したこれ。
これ一回の挑戦でうまく行けたんで良かったけど、失敗してたら逃げ出してたね。きっと。
ってことで、今回はこんだけ。
おいおい…小さい箱に入れるって言うてなかったか?
箱はまたそのうちかな…
いやぁオーディオって奥が深いねぇ。
ではでは~。
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