PR
スポンサーリンク

NFJ謹製エンクロージャー自作キットを使って自作スピーカーを作ってみた

この記事は約16分で読めます。

突然思い立ったようにスピーカーを自作しようと考え、実行に移してみた。

たぶんたまたま楽天市場のNFJストアというショップに売っていたスピーカー組み立てキットに触発されてしまったんやないかと思う。

スポンサーリンク

NFJストア スピーカー自作キット

NFJ謹製エンクロージャーと銘打たれているこのスピーカー自作キットは10cm強のMDF板12枚をはじめその他必要部材を一式にした商品で、特筆すべきというかおじぢkuriが強く惹かれたのはいつものごとくそのお値段で税込1,430円という笑っちゃうような価格である。

っていうかスピーカー自作キットの適正価格なんて知らんねんけど、自分でスピーカー用の板を12枚切り出すという労力を考えただけで、こりゃ相当安いんちゃうんとなってしまった訳やね。


んで、スピーカーって勿論、箱だけでは音鳴れへん訳でスピーカーユニットが必要になるんやけど、おじぢkuriにはその選定基準が分からへん。まぁ音の違いを聞き分けられへん自身はあるんで、もう開き直って安いやつでええやろってことで決めたのが1個税込420円のコレ。

同じくNFJストア楽天市場店で購入。

2個必要やから840円。ガワの1,430円と合わせて2,270円か。

あれれ?2,270円出したら安いデスクトップスピーカー買えるんちゃう?

ちょっとおじぢkuriの安物アイデンティティが揺らぎかけたけど、後の祭り。もう買ってしまってるやん。
この時点で安物買いの銭失いのテーマが頭をよぎる。

なんやねん『安物買いの銭失いのテーマ』って。
所ジョージとかが歌ってそうな感じの曲やわ。たぶん。知らんけど。

板に大き目の穴を開ける方法

このプロジェクトの最難関ポイントは板に大き目な穴を開けること。

おじぢkuriは昔から板に大きな穴を開けるのはスペシャリストにしか出来へん凄いことやと思ってたんよ。いやマジで。

でも、Youtubeで調べてみたら、それは間違いやった。
板に大きな穴を開けるのは一部スペシャリストのみに許された特権やなくて、ホールソーという穴あけ道具と電動ドリルがあれば誰にでも許可されるもんやったんや。ちょっと軽く衝撃。

電動ドリルは何故か持ってるし(有線やけど)、あとはホールソーやけど、Amazon見たら結構安いものもあるやん。
これは購入しておじぢkuriも穴アケーマーの一員にならなあかん。いやなるべきや。


アマゾンで安そうなホールソーを物色。木工用で783円か。刃のサイズが7種類も入ってるのに783円。やっす。1穴110円。やっす。

何が一部スペシャリストに許された特権や(おじぢの被害妄想)!めっちゃ安いやん。

これ買ってワシが特権許諾者になるんじゃあぁ

 

穴あけ~スペシャリスト特権の呪縛

前置き長い。。。やっと実践編。

まずは穴あけから。

ってか、きれいな直方体が出来るように板は切られてるから、後はその板に大小の穴開けて、木工用ボンドで引っ付けたらほぼ終わりやから、非常に簡単なはず。やった…

取り合えず背面のバスレフポート用の穴は782円ホールソーΦ25刃であっさりと貫通。

782円ホールソー 素人でも使える凄いやつ。

しかし、肝心のスピーカーユニット取付用の穴が…

スピーカーユニットΦ62であったが、ホールソーキットの7種の刃のうち使えそうなのは、Φ58の刃かΦ64の刃。

ここでおじぢは痛恨の選択ミスを犯してしまう。

Φ58の刃を使って小さめに開けて、必要な分だけ削ればいいやろ。

そう安易に考えた。

スピーカーユニットが入りきらない。ここまでは想定内。当たり前。

しかし、4mm削ることの労力を甘く見積もりすぎていた…削れへん…

ドリルの先端にやすりを取付削り始めるもなかなか穴は大きくならない。

MDF板が固いのか?やすりがぼろいのか?使い手に問題があるのか?
いつまで経っても穴の開いた板はスピーカーユニットを拒み続ける。

今思えば小さく開けるんではなく多少大きくてもΦ64の刃を使うべきだったのだろう。

小さな穴を選んだことも含め、これは板に大きな穴を開けられるスペシャリスト特権がおじぢkuriに懸けた呪縛なのかもしれない。

「お前のような素人のしじぃを簡単に”大きな穴開け会”に通すわけにはいかない」

穴を開けるためのこの長い時間は、おじぢkuriにそう冷たく言い放っているようであった。

組み立て~再びやすり沼

結局、スピーカーユニットがきっちりと穴に収まるのは数時間の激闘の末であった。

疲れた。疲れ切った。

 

しかし、ここまでくれば後は組み立てるだけ。

 

木工用ボンドを使い木と木をくっつけた後、クランプで圧をかけながら接着したんやけど、後から思うとクランプも適当に使うと痛い目に合うみたい。

各クランプで締め付ける圧をある程度一定にしておかへんかったら、というか締め付けすぎるとどうやら板が縮んでしまうんかな。

元々ピッタリと直方体に組み合わさるよう木は切られてたのに、クランプ外して別の面の板を合わせると凸凹が目立つようになった。

凸凹削るため、また、やすりとの闘いの世界に舞い戻らされた。

木工用ボンドって時間をかけると相応の接着力があるらしいから、この組み合わせやったら、クランプ無しの自然乾燥の方が良かったんちゃうかなぁ。

このあたりは経験の無さやね。

 

とりあえず凸凹は置いといて組み立てを続ける。

スピーカー端子と内部ケーブルは半田でとめた。ねじ止めでもええような気はするけど、まぁなんとなく安心感がある気がする。

厚めのフエルトの吸音材が2枚付いてたんやけど、1枚なくしてしまったみたいで、しょうがないので100均のフエルトで一部代用した。っていうか吸音材もどれくらい入れればいいのかよく分からんのよね。

Webで見ても吸音材で劇的に音が変わるとは書いてるけど、結局は自分の好みでいれようネとか書かれてるだけやし。自分の好みがようわからんっちゅうねん。

それと吸音材詰め替えて音の確認するのって地味に面倒じゃない?

 

ボケボケ写真やけどほぼ最後の工程なスピーカー端子と内部ケーブルの接続。

 

スピーカーをネジでとめて完成。

アンプを挟んでハイチーズ。

ええ感じやん。

なんやかんやと時間はかかったけど、出来上がると嬉しいよね。

音のことは詳しくは分からんけど、ちょっとびっくりした。ええ意味でね。

もっとカスカスなショボい音かなぁって思ってたんやけど、うちにあるソニーのデスクトップスピーカより音がいい。まぁ自作バイアスかかってるんやろうけど。

ソニーのデスクトップスピーカの代わりにこれ使うことに決定。

しかし1個420円のスピーカーでこの音が出るんやったら1個2千円くらいのスピーカーに変えたらどうなるんやろ?

なんか夢が膨らむなぁ。まぁ聞き比べられる耳力はないけどな。

 

今回はここまでかな。

ではでは~。

Youtubeでもまとめてみた。

コメント