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段ボールでサラウンドスピーカーを自作した

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結構な昔から5.1ch環境用機器は持っていて、それなりに楽しんでいたんやけど、最近?Dolby Atmosとういう空間オーディオを謳う技術をよく目にするようになったよね。

空間オーディオっていう概念が今一つ分からんのやけど、上方向から音が聞こえるようになって、更に音の立体感が上がってるってことなんかなぁと適当な理解をしてる。

で、そんなDolby Atmos技術を実装しているAVアンプ DENON AVR-X1500Hをヤフオクで購入したんよね。

同じグレードの最新の型番が現時点で”1800″まで進んでいるから、4世代落ちっていうことになるんかな。

なかなかの落ちっぷりやね。

まぁでもおじぢkuriが買ったAVR-X1500HもDolby最新技術のDolbyAtmosを実装してる訳で4世代といっても調整レベルの進歩しかしてないんちゃう?って口笛吹いてやり過ごしてる。

 

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段ボールでサラウンドスピーカーを自作

なぜ段ボールでスピーカーを作るのか?

で、なんで段ボールスピーカーなん?ってことやけど、そこは当然、安いからってことに尽きるわね。

おじぢkuriにとって要求条件を満たせるんやったら、最も安いモノで何の問題もないという考え方やからね。

左耳がほぼ聞こえへんし、その前に良い音とやらを聞き分ける能力が低いんで、スピーカーに対しての要求条件はあんまり高くないというか低いんよ。

だから安さは大きなファクターになる。

 

あとは大きさを自由に決められることと軽いことかな。

これはけっこう重要かな。

大きさと重量は設置できる場所に直結するからね。

専用のオーディオルームがある訳やないんでね。

そんな中、空間オーディオの5.2chを実現するためには7台いや8台のスピーカーを設置する必要がある訳やん。

無理な場所に無理やりスピーカーを設置しようと思うと、市販のスピーカーでは選択幅がほぼほぼ無くなる。

その点段ボール自作やと自由度高いよね。

小さな筐体で豊かな音出させようと思うとそこは技術の塊になって、お値段に響いていくからね。

 

おじぢkuriが前に使っていたのはYAMAHAのデスクトップサラウンド用AVアンプ、スピーカーやったけど、スピーカーはかなり小っちゃくて設置の自由度は確保できてたけど、音がね。

なんか広がりがないというか豊かじゃないのよ。トランジスターラジオ的な音というたら言い過ぎかも知らんけど、そんな耳もってないおじぢkuriがそう感じるんやからよっぽどやったんやろね。

 

段ボールでリアスピーカーを作っていく

これホンマはね。作り始めてしばらくの間は天井スピーカーにしようと思ってたんよね。

でも、天井スピーカー言うてもマンションじゃ埋め込みには出来へんからね。

天井か壁から釣り下げることになるから、重いと難しいというか、落下の恐怖が頭から離れへんのよ。

だから軽さが重要なんやけど、小さい言うても3wayユニット2個とツィータ1個つけると結構な重さになってたんよ。いくら筐体に段ボール使っても中身が重けりゃ重いわな。

って、作らんでも考えれば分かりそうなもんやけど、作ってる途中にありゃこりゃ重すぎや天井無理やって呆然とした思い出。

 

特価激安スピーカーユニット

使った中身はこれら。

まずは3wayユニット。

みんな大好きNFJヤフーショップ店

なんと1個290円。今回は4個使うから1160円。

うーんこれこれって感じ。まさに激安。

普段は420円で売られてるみたいで、10件近くの評価がついてて4.4点という高評価。

まぁ評価って人によって尺度違うから、参考にしてええんか分からんけど、内容読むとおぉ使えそうやんって感じたわ。これの場合。

違うスピーカーやったら軽トラのカーステを標準から変えたら音良くなって5点とかあって、その尺度は今回のおじぢkuriが求めるもんとは違うかなぁってなやつもあるしね。

 

もともとツィーターなんてつけるつもりはなかったんやけどね。3wayやから高い周波数帯もカバーしてるんで、高い周波数帯用のツィーターは必要ないやん。

でも”ピエゾ”ツィーターなる未知の言葉に惹かれてね、買っちゃったよ。

今でも”ピエゾ”なるものが何か良く分かってないけど、使ってる素子の名前なんかな?普通のツィターとは違う技術で音を再生するみたい。

コイルとか磁石とか使ってないからめっちゃ軽い。

筐体もプラスチックなんで、おもちゃのラッパかって突っ込み入れたくなるような見た目と軽さ。

これは30件近くの評価集めてて4.2点の高評価。

値段も含めておじぢ心を擽られて購入してましたわ。

 

でも、商品届いて普通にテスト再生したら蚊の鳴くような音しか出なくて、なんやねん不良品掴んだわって、返品クレーム投げたら、それはそんなもんだからそれでは返品不可。”ピエゾ”についてもうちょっと勉強しなはれと打ち返された。

なんかよく分からんけど、端子に並列に抵抗つけて使うもんらしい。

おじぢkuriは手持ちの電子工作用1kΩ抵抗つけたら、蚊の鳴く音やなくなったんで良しとした。

つける抵抗の内容とかで音が変わって、そこが腕の見せ所的な なんやろうかね。知らんけど。

 

段ボール筐体

手持ちの新品の段ボール箱を使用。

270mm×170mm×110mmって感じのサイズ。

最初に段ボール箱の貼付け面を剥がして貼り直し。

段ボール箱って余裕を持たせてるんか知らんけど結構サイズがゆるゆるなんよね。

だから、スピーカーの位置とか端から測って何cmとか決めても簡単にずれてしまうんよ。

そのズレを軽減するための貼り直し作戦。

これは結構効果高いよ。

おもて面は段ボールの2重化。

穴あけてスピーカーユニットつけるから、強度が必要なんでね。

ユニットの位置決め

まぁ適当。

スピーカーユニットって丸い穴開けて、そこにスポットはめ込めばいいってタイプがおおいんやけど、この3wayスピーカーはねじ止め部が特殊?な形状なんで8角形に穴をあける必要があった。

自動車用とかなんかな?

 

 

穴あけ完成

 

筐体に画用紙でお化粧

素の段ボールも味があるけど、画用紙使ってお化粧してみた。

段ボールであることを隠したがってるみたいで、余計に貧乏くさく見えるかな?

まぁやってしまったもんはしょーがない。

おもて面は茶色の画用紙。

この茶色は赤みが強くて木材には見えへんから失敗したと思うんやけど、家にあった画用紙がこれしかなかったからしょーがない。

周りは黒色の画用紙。

まぁ正直センスがいいとは言えんね。

ハンダ付け

いよいよ中身の製作。

接続方法は3wayユニットは直列に繋いで、ツィーターは並列につないだ。

3wayユニットを2個付けする場合に並列がいいのか直列がいいのかグーグル先生に聞いてみたけど、よう分からんかった。

っていうか2個付けなんて意味ないとかも結構書かれてたね。

でもこのユニットは単体で3Ωやからね。

これを並列にしたら抵抗低すぎになるんじゃね?って直列だと6Ωやから丁度ええやんって感じで直列接続を選択。

ツイーターは並列が基本みたいやから特に考えもない。

 

あれ?そういえば上に書いたけど、ツィーターの端子並列に1kΩの抵抗つけてるけど、あれ考えたらスピーカー全体の抵抗ってデカくならない?

んー公式に当てはめて計算 (1000×6)/(1000+6)≒6Ω

ふーん。変わらんってことね。(ピエゾ素子は無視していいらしい)

ピエゾにつける抵抗値をもっと小さくしたらそれなりに全体抵抗値への影響は有りそうやね。

 

ハンダ付け終了。って1枚の写真だけやん。

 

バスレフポート

バスレフポートってスピーカーの低音を強くするための機能になるんやけど、適当な穴開けてペットボトルを突っ込んで形だけのバスレフポートを作ってみた。

ホンマは筐体の大きさとスピーカーユニットの特性とか使ってちゃんと計算して穴の大きさとか長さとか決めるらしいけど、すべて適当。

効果があるのか?

うーん多少はあるんちゃう?知らんけど。

 

裏面にダイソーの板

これでほぼ完成なんで、試聴してみたら、一応音は鳴ったね。

いい音かどうかはよく分からん。

でも分かってたことなんやけど、音鳴らすと裏面がペコペコするのが気になってね。

2枚使えばジャストフィットしたダイソーの板を貼ることにした。

 

完成

ってことで完成。

スピーカー3個に2枚の杉板。

最初の方に書いた通り、重くなった。

下に鉄製のブックエンド使って壁にベタ付け。

 

音質は?

サラウンドのリアスピーカーって音質云々言うほど音鳴る?

わざわざ自作しといて身も蓋もないけど。

映画見てても爆発音とか車が通りすぎる音とか後ろの方で人がしゃべる音とかやん。

音質云々はよくわからん。

 

それでも前のちびっ子ペラスピーカーよりは随分と豊かな音、実際に近い音になったとは感じるけどね。

それも音質の一つやろと言われたら、ふーんそっかぁって感じ。

まぁ暫くはこの新しいスピーカーで十分な気はする。

っていうか、ツィータ抜いてみてもいいかもしれんし、3way1個にしてもいいかもしれん。

調整の幅は大きいよね。

 

もし次があればやっぱり自作かな。

今度は木で筐体作ってもええかな。

妄想が膨らんでくるのが楽しみやわ。

 

ってことで今日はここまで。

ではでは~。

 




 

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